「電車まつり」での各社駅長によるテープカットの様子「電車まつり」での各社駅長によるテープカットの様子(筆者撮影)

東急蒲田駅併設の東急プラザ蒲田で10月30日まで「蒲田を走る電車まつり」が開催されている。JR、東急、京急の3社が連携して「オール蒲田」で盛り上げようということで昨年から始まったのがこのイベントだ。ところで、JRと京急は約120年にわたり、ライバル関係にある。今回はその歴史を振り返ってみたい。(鉄道ジャーナリスト 枝久保達也)

約120年前から始まった
JR東海道線と京急のライバル関係

 東急プラザ蒲田で10月30日まで「蒲田を走る電車まつり」が開催されている。大田区は蒲田駅にJR京浜東北線、東急池上線、東急多摩川線、少し離れて京急蒲田駅に京急本線、空港線が走る鉄道の要衝だ。そこでJR、東急、京急の3社が連携して「オール蒲田」で盛り上げようと昨年から始まったのがこのイベントだ。

 7階イベントスペースでは蒲田を走る電車を再現したジオラマ展示、鉄道グッズの販売、ゆるキャラである東急の「のるるん」や京急の「けいきゅん」との記念撮影と、電車にちなんだプラ板キーホルダーを作成するワークショップ(平日計40人、土休日60人限定)が開催される。